YAMAHAの「E.ローソン」レプリカ
中古車情報にUPしたFZ750は5バルブDOHC並列4気筒エンジンを搭載し、市販オートバイの5バルブの搭載は世界初で、このエンジンは以後のFZR750、FZR1000、サンダーエースへ搭載され、YZF-R1が登場するまでの長い間ヤマハスーパースポーツのベースエンジンです。
エンジンレイアウトにも特徴があり、シリンダーを45度にまで前傾させ、シリンダーヘッドから真上に向けてダウンドラフトキャブレターとエアボックスを一直線に配置しています。これにより吸気口からシリンダーまでを効率の良いストレートな吸気経路で結び、空いたシリンダー背後の車両重心に近いスペースに燃料タンクを配置、寝かされたエンジンレイアウトで低重心とマス集中を実現し、以後のスーパースポーツの基盤となりました。
AMAスーパーバイク デイトナ200マイルレースでFZ750に乗るエディ・ローソンがスペンサーとの激しいバトルを制し、優勝をつかみ取り レースマシーンローソンレプリカとして現在もFZ750をカスタムするうえでのお手本となっています。
YAMAHAの名車と言うに相応しい1台です。