SR400復刻カラー外装セットが予約期間限定で発売
メーカー: YAMAHA
SR400復刻カラー外装セット
107,800円(税込) / 98,000(税抜) 税率:10%
1978年に登場した初代SR400のカラーリングを再現した外装セット
ヤマハ発動機の現代の技術を用いて1978年に登場した初代SR400のカラーリングを再現。
専用エンブレムも当時を復刻したデザインで作り出しました。
別売りのシート、ミラーを組み合わせることでより初期型スタイルに近づけられます。
【受注期間】
2024年4月19日(金)~2024年5月31日(金)
【発売予定】
2024年8月下旬より順次
※販売予定数を超えた場合、納期が遅れる可能性がございます。
SR400 復刻カラー外装セット
長らく愛され続けたSR400。その初期型を彷彿させる外装セットの販売が決定。SR誕生の歴史と共にご紹介します。
惜しまれつつ43年の歴史に終止符を打ったヤマハ『SR400』
令和の時代に原点に帰り、ヤマハ発動機の現代の技術を使い
この度SR400初期型カラーを復刻させました。
ワイズギアはこれからもSR400を含むヤマハ車を
長く楽しんでいただけるようなアクセサリーを展開します。
デイトナ社の協力により、初期型を彷彿させるデザインのシート、ミラーを単品販売設定
-
ヘッドライトカバー
初期型同様のメッキのヘッドライトカバー。
YAMAHA純正部品となりますので
別途お買い求めください。
1978年の誕生から多くの人を魅了し、多くのファンに愛され続けたSR400。
生産終了となったいまもなお愛され続けるSR400はどのように生まれたのか。
ファン必読のSR誕生ストーリーをご紹介。
原点は「XT500」
1976年発売のビッグシングルに、オン・オフのデュアルパーパスモデル「XT500」があります。
このモデルは、オンロード・オフロードでそれぞれ進化しヤマハを象徴するエンジンブランドです。
一方では、ビッグシングル「SR」として、一方では「Ténéré(テネレ)」に進化しました。
いずれも出発点は米国の広大な荒野や砂漠地帯にあったのでした。
パリダカ優勝マシンの
進化
1970年代、米国西海岸では、荒野や砂漠を長時間に渡って走り抜くエンデューロが若者の人気でした。
ヤマハは2ストロークモデルを販売していましたが、4ストロークを希望する声も多く、これに応え「TT500」というエンデューロ専用モデルを開発。それと同時企画として開発・誕生したのが「XT500」でした。
こうした競技では、強力なトルクが求められ、トルクに優れた大排気量単気筒が必要だったのです。
砂型のプロトタイプを米国に送り込んでテスト。当時プロト型を現地でテストする事例はなく、新しいチャレンジでした。アクセル全開での連続テストも、当初の基準の2.5倍おこない、ピストンやコンロッドが破損する過酷なテストを経て、高い信頼性が確保されました。
「XT500」が発売されると、特にフランスやイタリアでは、ビーチラリーや西アフリカでのラリーへの出場マシンとして人気が高まります。
1979年の第1回パリダカールレースでは、「XT500」のライダーが優勝、第2回大会でも優勝し、ラリーでの人気マシンとなります。その後はFIM公認競技となったこともあり、多くのメーカー・チームが参戦して競争も激化。より速く走れる高速性能が求められ「XT500」は4バルブの「XT550」、そして30Lというビッグタンクを付けた「XT600Ténéré」へと進化しました。
このエンジンを使った
オンロードモデルが
欲しい!
一方「XT500」誕生後、市場からは”このエンジンを使ったオンロードモデルが欲しい”という声が聞かれました。それに応えて1978年に「SR500/400」が誕生します。「XT500」のエンジンがベースでしたがオンロード用に詳細に仕様が変更されます。スリムな車体による素直な走りとシングルの鼓動感が人気となりました。
「SR500」は1995年時点で欧州への供給は休止しましたが、今でもドイツなどでは愛好家が多く、「SR400」の販売は、欧州、豪州、米国、タイ、そして日本でも長く親しまれてきました。変わらぬ外観とパルス感を味わえる走りが人気の理由です。
シンプルな単気筒、クラシカルな車体は、SRの存在感そのもの。
そのスタイルは、モーターサイクルらしい無駄のない、シンプルなカタチをとりながら、メカニズムは、タンク・イン・フレーム、SR専用のドライブチェーン、ウォームエンジンスターター、独特のタイヤパターンなど、1978年当時の技術の先端をいくものばかりで、オンロード・バイクのジャンルに小気味よい走行フィーリングをプラスすべく設計開発されました。